「維新の会」も前田敦子も今後の活躍無理 宗教学者、島田裕巳氏の独自分析が話題

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   AKB48が何かと話題になる中、宗教学者の島田裕巳氏が、現在勢力拡大中の「大阪維新の会」を前田敦子さん卒業になぞらえる記事を発表した。現在の政治とアイドルの状況に類似点があるというもので、一部ネットで話題になっている。

   タイトルはそのまま「維新の会は前田敦子である」という記事で、2012年4月5日、ライブドアの運営する言論サイト、アゴラに掲載された。

アイドルも政治家も力が小さくなった?

   記事では、前田さん卒業が「意外」だと世間で受け止められたのは、卒業後の「進路」が決まっていないからだと指摘。これまで主演した作品は当たらず、「必ずしもばら色の未来が開けていくようには見えないなかでの決断」に周囲は不安を感じているとする。

   さらに、昔なら、各テレビ局に歌番組があり、人気アイドルは次々と出演していたが、現在はアイドルがテレビに出る機会は限られており、「実際、卒業宣言後、前田敦子がテレビで心境を語る機会は用意されなかった」としている。

   これと同じようなことが今の政界にも当てはまるのだという。「現在において政治にできることは相当限られている」。経済成長時は十分な税収があり、政治家はそれをいかに分配するかで社会に影響を及ぼすことができた。しかし、財政赤字が拡大している現在、動かせる金はなくなり、政治家の力も小さくなってしまったとする。

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