宝くじ1等540億円ミステリー 何人もが「当たった」と主張

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   1等賞金約6億5600万ドル(約540億円)という巨額の宝くじ当せん金が「宙に浮く」という異例の事態が米国で続いている。当たりくじを買ったと主張する人が次々に名乗り出てきているものの、どういう訳か「当たりくじ」を公開しようとする人はいないのだ。

当たりが確認されたのは3枚

   巨額の当せん金が出たのは、「メガミリオンズ」と呼ばれる宝くじ。1枚1ドルで、1~56の数字から5つ、1~46の数字から「メガボール」と呼ばれる数字1つを選ぶ。3月30日の抽選では、「2、4、23、38、46」とメガボール「23」を書いた人が1等に当せんした。当たりが確認されたのは3枚で、それぞれイリノイ、カンザス、メリーランドの3州で1枚ずつ販売された。当せん金も3等分されるが、それでも1人当たり2億1900万ドル(180億円)だ。

   特に騒ぎが広がっているのが、メリーランド州だ。当たりくじは、同州のボルチモア市にあるセブン-イレブンで販売されたことが明らかになっているが、現時点で2人が当せん者として名乗り出ている。

   ひとりが、マクドナルド従業員のメルランデ・ウィルソンさん(37)。ウィルソンさんは、複数の同僚とお金を出し合って宝くじを購入したため、同僚は「当せん金をひとりじめしようとしている」として反発しているが、ウィルソンさん側は「同僚と買ったのとば別に、個人で買ったくじが当たった」などと主張している。だが、4月4日に弁護士をともなって会見した際には何も説明せず、弁護士は「当たったくじを見た訳ではない」などと言い出す始末。本当にウィルソンさんが当選したかは明らかではない。

   もうひとつが、リンダ・ボボさん(64)のケース。息子のマイケル・ドロネットさん(43)が買ったくじが当たったとしてメディアに登場したが、結局はボボさんの勘違いだったことが明らかになっている。

姉妹サイト