コブクロ、音楽活動を再開へ 小渕健太郎が難病克服

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専門医「高音の声も出せるようになる」

   ジストニアに詳しい川崎市立多摩病院(神奈川県)の堀内正浩神経内科部長は、小渕健太郎さんの病状について、次のようにみる。

「100%完治することは難しいですが、治療すればある程度よくなると思います。程度によっては、注射が必要になる場合があります。半年で治ることも、それ以上長くかかることもありますが、高音の声も出せるようになるでしょう」

   堀内部長によると、声が詰まってしまう「けいれん性発声障害」の場合は、声帯に問題が出ている可能性が強い。しかし、歌うと首に力が入る「発声時頸部ジストニア」なら、声帯に問題はないと考えられ、けいれん性発声障害に比べて症状は軽いそうだ。

   原因としては、声の使いすぎやストレスなどが挙げられるとしている。コブクロの2人は、結成後の13年間休みなく走り続けてきたというだけに、のどなどへの負担が大きくなっていたのかもしれない。

   ジストニアは、音楽家やスポーツ選手、作家などの著名人にも多いとされる。同じJ-POPでは、米米CLUBのサックス担当だったフラッシュ金子さん(48)が公式サイトで2012年4月4日に「職業性ジストニア」になったと告白して話題になった。震えや痺れからサックスが吹けない金子さんは、5日からの全国ツアーでは、キーボードやボーカルを担当すると明かしている。

   コブクロの小渕さんは、最近はギターだけの「桜」などをレコチョクで配信してヒットさせているが、いつぐらいから声も聞けるようになるのだろうか。

   ミノスケオフィスコブクロに取材すると、担当者が外出中だといい、所属レコード会社のワーナーミュージック・ジャパンでは、「コブクロの公式サイトに出ていることがすべてで、ほかに何も申し上げられません」(プロモーション担当)と言っている。

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