熊谷市長「こんな記事でも不安に思う方は当然いる」
だが、修正前の情報がツイッターなどで拡散し、千葉市には不安を訴える声が寄せられた模様だ。そのため、熊谷市長は17時過ぎに、
「既に修正されています。他にも突っ込みどころが多すぎて情けなくなる報道です」
「こんな記事でも不安に思う方は当然いるわけですから、メディアはもう少し正確に報道するという姿勢を持って欲しいと思います」
と同社を批判。また、19時45分には、
「時事通信から訂正・お詫び記事を配信して頂きました。内容は既にWeb上で修正済のものと同様です」
ともツイートした。お詫び記事では、
「弊社の誤報であり、読者の皆様に誤解を与え、大変ご迷惑をお掛けしました」
と謝罪しているものの、この記事が時事通信のウェブサイトに掲載されたのは翌4月4日の正午過ぎだった。
なお、今回の試算公表漏れの問題については、平野博文文科相が4月3日の会見で、東京新聞記者の質問に対して
「(文科省から、原子力)機構に依頼をしている部分で、公開漏れがあったとうかがっている。(試算の)依頼をしているのは確かに文科省だが、(原子力)安全委員会の方に報告がいっているものですから、安全委員会の方で報告されるものだと考えていた。文科省には参考ということで(データが)来ていた」
「結果的に連絡が不十分だったんでしょうね。私も、その当時いなかったので何とも言えませんが、省内で検証しているので、はっきりさせていきたいと思っている」
と釈明している。