急速に発達した低気圧による強風などの悪天候のため、2012年4月3日、九州から関東まで広い範囲でけが人が出るなどの影響が出た。富山市では、80歳代とみられる男性が風で倒壊した納屋の下敷きになり死亡した。
NHKは、3日15時現在の調べとして、富山の男性1人死亡のほか、「少なとも17の県で60人が重軽傷を負った」と報じた。
各地で最大風速が25メートルを超える暴風状態となり、局地的に激しい雨も伴ったことから、交通機関も乱れた。山陽新幹線の新大阪-博多間の上下線で15時過ぎから運転見合わせとなったほか、航空便も国内線の欠航が相次いだ。首都圏は夕刻から夜にかけて風と雨がピークとなると予想されたことから、早めに帰宅する人も目立った。