新入社員はツイッターに無防備 「実名登録」「社名公表」リスクいっぱい

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「誰かに見られていることを意識せよ」

   ツイッターやSNSは楽しみたい、しかし企業の一員となれば自分の失言で会社のイメージを傷つける事態になりかねない。新入社員はツイッターやSNSとどう付き合っていけばよいか。

   人材コンサルタントの常見陽平氏は、「誰かに見られていることを意識するのが大切」とアドバイスする。本名や社名をプロフィル欄に掲げていれば、社内の同僚や上司、取引先の目に触れる可能性が高い。そんな「無防備」な状態で顧客の悪口を書いたり、機密を漏らしたりすることがどれほど危険かを理解しておく必要があるというのだ。

   新人に限らず社員のツイッターやSNSを、企業の人事担当がチェックするケースも最近では珍しくないと常見氏。「仕事したくない」「会社やめたい」といったツイートが見られれば、本人のみならず上司もその管理方針が会社から問われる恐れもあるだろう。

   ツイッターの書き込みや画像投稿だけでなく、フェイスブック(FB)の「チェックイン」機能も気をつけた方がよいと常見氏は警告する。これは自分の居場所をFB上に表示するものだが、「例えば訪問先を『チェックイン』で公開すれば、その人の勤務先の取引相手がFB上の友人にばれることになります」(常見氏)。会社にとって、顧客情報の取り扱いは重要事項だ。

   企業に就職すれば、いやでも「看板」を背負うことになる。それだけに、ツイッターなどで不用意な発言をしたときに会社に対して責任が取れるのかを考えるべきだと、常見氏は話す。最近は就活対策でもツイッターをはじめSNSの利用上で「注意事項」が示されるという。「炎上」を巻き起こさないSNS活用術を新人時代に体得しておけば、その後の社会人生活でも「問題行動」に走ることはないはずだ。

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