音響機器メーカーの老舗、山水電気が民事再生法を申請

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   東京証券取引所第1部に上場する山水電気は、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、受理されたと、2012年4月2日に発表した。

   負債総額は約2億4765万円(11年12月31日時点)。同社の株式は5月3日付で上場廃止となる。

   山水電気は1947年設立の音響機器メーカーの老舗で、オーディオブームのときにはステレオアンプ技術においては「名門」と謳われた。最盛期の売上高は1984年10月期の525億5200万円。その後、ブームの衰退やデジタル化の波に乗り遅れるなどで経営が悪化。自社の製造拠点はなくなり、現在は製品の製造・販売などを休止している。

   2001年に香港のザ・グランデ・ホールディングズ・リミテッドの傘下で経営再建を目指してきたが、グランデ社が事実上倒産したことで、資金繰りが行き詰まった。

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