「グラウンドでボール蹴っている」 澤穂希選手順調に回復の兆し

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   なでしこジャパンの澤穂希選手(33)は、めまい症の症状を訴えてから1か月経ってもまだ試合に出場できないでいる。すでに回復していてもおかしくないころというが、夏のロンドン五輪に本当に間に合うのだろうか。

   なでしこが五輪2連覇中のアメリカと対戦した2012年4月1日の国際親善試合は、1対1のドローに終わった。しかし、若い選手らが活躍し、澤穂希選手なくしても、ほぼ互角に戦った。

治すには、むしろ運動する方がいい

   スポーツ紙などによると、澤選手は、アルガルベ杯アメリカ戦前日の3月4日にはっきりと症状が出た。診断された「良性発作性頭位めまい症」は、1、2週間から長くて1か月で完治するとされる。ところが、1か月経った後の国際親善試合にも出場できなかった。

   所属するINAC神戸の練習に久しぶりで参加した14日は、チームとは別メニューのウォーキングを15分ほどこなしただけ。澤選手は会見で、1日1日よくなっていると強調したものの、「今も下を向いたり、ある方向を向くとクラッときたりする」と不安を訴えた。ほおがこけ、顔色も悪かったとの報道もある。あるスポーツ紙は、外傷がきっかけで今後ヘディングができない可能性を澤選手がほのめかしたとさえ書いた。

   このめまい症は、耳石器の耳石がはがれ落ちて、耳の三半規管に入って異常を起こす。疲労やストレス、年齢のほかに、頭を強くぶつけることも原因になるとされる。澤選手の場合は、ヘディングしたり、他の選手と衝突したりして発症したのでは、との見方もあるようだ。

   治すには、むしろ頭を動かしたり、運動したりする方がいいとされる。それなのに、澤選手が練習にも満足に参加できないのはなぜなのか。

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