「進化」するノンアルコール飲料 女性引きつける「梅酒」も登場

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梅酒はお酒が弱くても比較的受け入れやすい

サントリーが販売する「まるで梅酒なノンアルコール」
サントリーが販売する「まるで梅酒なノンアルコール」

   調査でユニークな結果が見られたのが、「飲食店で飲みたいと思うノンアルコール飲料」の種類だ。ビールやカクテルに次いで挙げられたのが「梅酒」だった。特にお酒が「やや弱い・弱い」女性はそれぞれ45.7%、50.0%が「飲みたい」と回答しており、人気はノンアルコールビールをしのぐ勢いだ。

   「はるはる」で話を聞いた前出の30代女性も、お酒を飲まなければならない場合は梅酒を頼むと答えていた。お酒に弱い人にとっては、梅酒はアルコール飲料の中でも比較的受け入れやすいとみられる。同店の店員の友人も飲んだ後に「梅酒みたい」とストレートな感想を口にしたという。酔う心配がないうえ、お酒を飲んでいる気分になれるのがうれしいようだ。

   現在、サントリーはこうしたニーズをくみとり、「まるで梅酒なノンアルコール」を販売している。長年にわたって梅酒を製造してきたメーカーとして、ノンアルコール梅酒でも紀州産の南高梅酒からエキスを抽出するなど、独自の製法でこだわりをみせている。文字通り、アルコール成分ゼロでありながら「まるで梅酒」と思わせる味を実現したという。

   年々拡大を続ける「ノンアルコール飲料市場」では、既に定着した感のあるビールに続いて、これからは梅酒が存在感を高めていきそうだ。

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