日本のゲームはハリウッドに敗れた西洋映画と同じ?
Reiker氏は、日本のゲームは確かに世界を支配し、今もクリエイター達は頑張っているとは思うが、「時代は変わっています」と指摘する。
「ヨーロッパ映画がハリウッド映画の台頭で衰退したのと似ています。海外の超大作ゲームや、SNSに日本のゲームは負けたのです。これからどう復活するのか楽しみです」
海外だけでなく日本のゲーム市場も縮小し続けている。かつては1兆円といわれる日本の市場を制したゲームメーカーが世界を制すると言われた時代もあり、メーカーは国内重視を貫き、海外には目を向けてこなかった。海外子会社もソフトの販売拠点が殆どで、海外をターゲットにしたソフト制作には力を入れてこなかった。
日本で絶大な人気の「ドラクエ」といったRPGは海外では需要が低く、一方で、スポーツやガンシューティングといった海外での人気ジャンルの商品は出なかった。
その結果、海外市場は外国メーカーの草刈場となり、日本では人気の低いマイクロソフトのゲーム機「XBOX360」が、ソニーの「PS3」販売台数を抜き去るという事態さえ起きてしまった。
しかし、これから国内向けと海外向けの2本のラインで開発を進めればいいのか、となるとこれも難しい。長引く不況と大ヒット作が生まれにくくなった現在では、メーカーにそれだけの体力が残っているか、が疑問だからだ。
「日本のゲームはクソ」の発言に対しネットでは、
「アメリカのゲームも糞だろ 銃ひたすらぶっ放すか、箱庭で殺す、の繰り返し。ゲームに国民性が出てるだけ」
「日本のゲームが糞って事はないだろうけど 海外のゲームファンに背を向けてる事はわかってた」
「日本のゲームは大作嗜好、作家嗜好が強くなってからおかしくなった。ゲームは所詮ゲームと割り切って子供の玩具に徹してたころのほうが面白いものを作ってた」
などの意見が出ている。