「維新が近畿圏の議席8割」説 衆院解散におびえる民主党

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任期一杯近くまで引っ張り、橋下人気下降を待つ

   近畿圏の77議席中、8割弱の60議席を維新の会が確保するらしい――こんな結果が、自民党本部が実施した世論調査で出たという情報を夕刊紙、日刊ゲンダイ(3月26日発売号)が伝えた。「政界関係者」の話として、「大阪府から漏れてきた情報」だという。

   夕刊フジ(3月19日)も、「某政党がひそかに」行った調査、として同様の数字を示している。

   読売新聞(3月19日)が報じた近畿2府4県対象の世論調査では、次期衆院選の比例近畿ブロックでの投票先は、維新の会がトップで24%だった。以下、自民18%、民主10%と続く。夕刊紙が伝えた「維新が近畿圏8割」の数字は、この読売新聞の数字を小選挙区にも当てはめて計算したもの、という見方もある。

   元毎日新聞記者で政治評論家の板垣英憲氏に聞いた。

   解散と「橋下人気」の関係について、民主党と自民党とでは大きく見方が分かれている。

   民主党で多いのは、解散は2013年夏の任期一杯近くまで引っ張り、橋下人気が下降するのを待とうという意見だ。

   一方、自民党では、特に大物落選組や派閥領袖クラスでは、維新の会が具体的に各選挙区の候補者を絞り込む前に解散に持ち込もうという声が大きい。

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