メガソーラー建設ラッシュ 7月からの「買い取り制度」が後押し

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原発1基分で「山手線の広さ」が必要

   メガソーラーの建設ラッシュのきっかけともいえる「固定価格買い取り制度」は7月の施行が決まっているが、実際の買取価格などの詳細はなお検討中だ。

   ただ、再生可能エネルギー源(太陽光や風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電力の全量を電気事業者が一定価格で買い取ることが義務付けられるので、太陽光発電事業がビジネスとして成立する見込みが出てきたのは確かだ。

   メガソーラーの1基あたりの出力は原発の1000分の1から数百分の1程度とされる。しかし、土地さえあれば数か月で建設できるため、いま取り掛かれば7月に始まる「固定価格買い取り制度」の施行とともに電力が供給できるかもしれない。

   とはいえ、電気事業連合会は一般論としながらも、「毎時100万キロワットを発電する原発1基分を太陽光発電でまかなうには、山手線内と同じくらいの敷地面積が必要になる」と話している。

   日照時間などによって供給量が変わるので、「需要と供給のバランスを保つために火力発電を調整する必要も出てくる」と説明する。ちなみに現在、日本に原発は54基ある。

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