「あっちゃーん、マジかああああ・・・」 前田敦子AKB48卒業発表で驚き、泣き叫ぶファン

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   AKB48の前田敦子さんが、2012年3月25日にさいたまスーパーアリーナで行われたコンサート「業務連絡。頼むぞ、片山部長!in SSA」でグループを卒業することを発表した。卒業時期や卒業後の予定など、詳しいことは決まっていないという。

   これまでにも大島麻衣さん(09年卒業)、小野恵令奈さん(10年卒業)ら、特に人気だったメンバーの卒業をファンは経験してきたが、「不動のエース」の卒業で、ファンのみならず日本中に衝撃が走っている。

「20歳の夢に向かって、歩き出さなきゃいけない」

   コンサート終盤、アンコール3曲目の「誰かのために」を全員で歌い終わった後、AKBグループの運営管理会社「AKS」に所属していたメンバー15人に、太田プロダクションやホリプロなどの芸能事務所への移籍打診があったことが発表された。会場は温かい祝福ムードに包まれ、15人へ拍手と声援が送られた。

   その後、前田さんが少し震えた声で「私からお話があります」と告げる。ただならぬ雰囲気に会場はどよめき、前田さんが泣き出したのを見ると一転して緊張した空気が流れた。隣にいた高橋みなみさんも、何かを悟ったように涙を流し始めた。

「私、前田敦子は、AKB48を卒業します」

   前田さんが泣き声を振り絞ってこう言うと、ファンからは一際大きな「えーっ!」の声があがった。

   卒業を決めた理由は、「東京ドームの発表があって、14歳の頃からみんなで夢見てきた、その夢が叶ったと、とても感動しました。それと共に、20歳の夢に向かって、歩き出さなきゃいけない」「ここにこうして、たくさんいる後輩のためにも、私が卒業して、歩き出さなきゃいけない」と思ったからだという。

   「私は昔から感情の起伏がすごく激しくて、メンバーにもたくさん迷惑をかけてしまいました。そして、ファンの皆さんにもたくさん心配をかけてしまったと思います。それでも私なりに頑張ってきた6年半でした」とAKB48の「前田敦子」としての歴史を振り返った。胸に手を当てて、何とか気持ちを落ち着けながら発表しようという気持ちがあふれていた。

   高橋さんは涙をこらえながら「たくさん苦悩する姿、涙する姿、笑っている姿、全部見てきました。だから皆さん、敦子は一時の感情で言っているわけではないということをわかっていただきたいなと私はすごく思います」「たくさんいろんなものを背中に背負ってきた敦子を、温かく見送ってほしいなと思います」とファンに訴えた。

   全員がステージからはけた後に前田さんが1人残り「本当にありがとうございました!」と叫ぶと、ファンからは惜しみない「あっちゃん」コールが送られた。2009年に行われた第1回選抜総選挙でアンチから前田さんに浴びせられた「前田」コールが、およそ3年の時を経て卒業を惜しむ、未来を応援する、温かな声援に変わっていた。

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