橋下徹大阪市長が、小泉純一郎元首相との比較論にツイッターで触れた。「並べられるのは恥ずかしい限りです」。
週刊現代の最新号で、小泉政権時に首相秘書官だった飯島勲氏が比較論を書いたことを受けた反応だ。小泉元首相との比較には「こちらは一(いち)ローカル」と謙遜したが、飯島氏からの批判には反論している。
飯島・元首相秘書官「似て非なるもの」
橋下市長は2012年3月22日のツイッターで、週刊現代(3月31日号)の飯島氏の記事「橋下徹ははたして小泉純一郎になれるのか」について触れた。
「週刊現代で飯島さんからご意見頂きました。考える点がたくさんありました。ただ僕が小泉元首相に並べられるのは恥ずかしい限りです。こちらは一ローカルでやっているだけですから。飯島さんへの反論は、地方交付税廃止の主張と府知事時代に臨財債を発行したことを言行不一致と指摘された点です」
飯島氏は週刊現代の記事で、橋下市長を「支持する人間の一人」として、「希代の政治家」「発信力も非常に高い」とほめている。その上で、橋下市長が「次の小泉元総理」となるのか、とよく質問を受けるとして、
「橋下市長と小泉元総理は似て非なるもの、まったく異質の存在です」
と「断言」した。橋下市長が「主張していることと実際の行動が一致していない点」が、小泉元首相との大きな違いだと指摘している。