大阪市の橋下徹市長が、パチンコについて言及した。日本でのカジノ誘致にあたってパチンコの換金システムなどを、「ルール化しないといけない」というもので、「パチンコ廃止か」といった憶測も出て、大きな話題になっている。
発言があったのは、橋下氏が生出演した2012年3月20日放送の情報番組「かんさい情報ネットten!」(読売テレビ)でのこと。
「三店方式の整理はどう考えているんですか?」
以前から税収アップなどを目的として大阪湾岸にカジノを誘致することを掲げていたが、今回もそれに触れた。
製造業が海外に次々と移転し、雇用と税収が減ることが懸念されている。そんな中、カジノが日本にできると「起死回生の雇用の場が生まれる」と説明する。税金の取り方についても「いきなり源泉所得とかでガバッととるんじゃなくて、カジノで使ってもらって、そこから税金として回収すればいい」という考えを示した。
これについて作家の若一光司氏が「カジノをやるのならば、その前に社会の灰色部分がありますね。パチンコです。パチンコの三店方式(景品交換方式)は、はっきり言って違法だと思うんですが、この辺の整理というのはどう考えているんですか?」と質問した。