全国の企業が2010年度中に支出した寄付金額は総額で6956億5100万円(前年度比27.3%増)にのぼり、統計を取り始めた1962年以降で最も多いことが、国税庁が2012年3月21日に発表した会社標本調査(2010年度分)でわかった。法人数は43万9071社だった。
東日本大震災の発生が昨年3月11日だったが、「その直後から大手企業を中心に、被災者に向けた義援金などが多く寄せられていた」(国税庁)とし、全体を押し上げたとみている。
調査は3月期決算の全国258万社から115万社を抽出し、確定申告書を分析して推計した。