巨人軍、清武コメントを「真っ赤なウソ」と批判
また、この読売記事では問題視されていないが、清武氏の著書では、渡辺恒雄氏の
「君らは、俺がもうすぐ死ぬ、と思っているんだろう。しかしだなァ、ろうそくは、火が消える直前が一番明るいんだっ!」
といった発言も暴露されており、昨年末からの対立が再燃、さらに読売側が反発を強める可能性もある。
なお、この2つの記事が掲載される間にも、読売新聞と清武氏をめぐる問題が、読売、朝日以外で報じられている。
共同通信が清武氏にインタビューし、3月18日、
「僕は編成本部を仕切っていたわけだから(過去の契約の)資料は回ってこない」
という発言を報じた。清武氏が内部文書の流出への関与を否定した形だ。
これに対して巨人軍は、直後に反論コメントを発表。
「選手との契約書類に調印するのは代表であり、つまり、契約書類の末尾には代表と選手の印鑑が押される」
「毎年、契約更改の時になると、代表は各選手との交渉に臨むため、過去の契約書類等の写しを経理部長から取り寄せたり、出来高払いの支払い状況を報告させたりしえ、交渉に必要な事項を確認する」
といったことを根拠に、清武氏のコメントは「真っ赤なウソである」と断じている。
19日朝刊では産経新聞も清武氏にインタビューした内容を報道したが、それについても巨人は抗議、読売はその内容を同日夕刊で報じている。
ごく最近の動きを見ると、事態は朝日vs巨人・読売の対立から、巨人・読売vs清武氏へとウエートが移りつつあるようだ。