「英語活動への指導に自信ない」 小学生必修化に戸惑う教師たち

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地域や小学校間に「格差」

   「あまり自信がない」という教師の声に不安をもつ父兄は少なくない。父兄の多くは小学校の英語教育への関心が高く、ベネッセ教育研究開発センターの調べでは、小学生の子どもを持つ保護者に、「もし週に1時間だけ、授業の時間が増やせるとしたら、どの時間を増やしてほしいか」を聞いたところ、もっとも多かったのは「英語」で4人に1人が選択したというほど。小学校で英語教育を必修にすることに対しても、約8割が「賛成」(どちらかといえば賛成を含む)と答えていたそうだ(2007年調査)。

   2011年度に英語が必修化されたとき、すでに9割以上の公立小学校で、何らかの英語教育が行われていた。しかし、地域や小学校間の「格差」があって、予算をとって外国人指導助手をつけている小学校もあれば、公立でも「なかなか予算がつけられない」の小学校もある。

   「できる」小学校はどんどん先へ行くし、そうでない小学校は置いていかれる。同センターは、「今後は中学校の入学時点で英語教育に、レベルの差があることが問題になってくるでしょう」と指摘する。

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