地下鉄車内放送で「なにそつ」報告も
沖縄出身の山田さんの弟、山田親太朗さん(25)は、おバカタレントとして知られているだけに、「弟があれだから(読み間違いは)むしろ自然」と受け止めた人もいた。
「なにそつ」の響きが気に入ったのか、山田さんの話題を取り上げた後、自身のつぶやきを「なにそつ、よろしく」で締めくくる人も出ている。「なにとぞ」よりも気さくな感じがする、という指摘もある。
過去の個人ブログでは、ライブハウスでアナウンスの女性が、「(募金を)なにそつ、よろしくお願い致します」「(節電へのご協力を)なにそつ、よろしく…」と繰り返していたといった報告もあった。
ほかのブログによると、地震で停車した地下鉄の車内放送で「なにそつ、ご了承下さい」と何度も言っていたそうだ。ほかにも似た例があり、山田優さんが特別というわけではなさそうだ。
サイト「goo(グー)」の「実は…間違えて音読していたコトバランキング」(2007年実施)をみると、上位には「仇(あだ)となる」(3位)などが並び、「何卒」は30位までには入っていなかった。
山田さんの会見で注目を集めた形の「なにそつ」は、2012年の新語・流行語大賞の候補に選ばれる可能性はあるのだろうか。