朝日新聞が社説で、大阪府立高校の教職員らに対する「国歌斉唱口元チェック」に批判的な姿勢を示したことに橋下徹大阪市長がツイッターで反論している。
「朝日は多数決をどのように考えているのか?」「(朝日の主張は)民主主義をバカにした論だ」と批判の言葉を連ねている。
朝日社説「口元を監視することが優れたマネジメントといえるのか」
橋下市長の2012年3月16日のツイッターでは、「口元寒し斉唱監視」という見出しの朝日新聞(16日付朝刊)社説(全文参照)を取り上げた。朝日社説では、
「そもそも卒業式で口元を監視することが優れたマネジメントといえるのだろうか」
と、橋下市長が起立斉唱について「マネジメントのあり方」の問題だと主張していることに触れつつ、疑問を呈している。
さらに、校長の手腕は、教員の能力を引き出し、生徒らにとって良い教育環境を整えることにあるはずだとして、
「口元監視がそうした教育環境づくりに寄与するとはとても思えない」
と「監視」を批判した。
これに対し、橋下市長ツイッターは、「監視」を指示した校長を擁護した。校長は、大阪府教育委員会が出した、起立斉唱の職務命令と確認報告要求を「忠実に守っただけだ」というわけだ。