父なくした女の子に「お父さんはどこ?」 NHK「家族に乾杯」、鶴瓶の何気ない言葉でハプニング

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   笑福亭鶴瓶さんが出演するバラエティ「家族に乾杯」(NHK総合)で、思わぬ「ハプニング」が起きたと話題になっている。東日本大震災の被災地で、子ども達にインタビューしたのだが、鶴瓶さんの発した何気ない一言が、子どもを傷つけてしまったというのだ。

   「家族に乾杯」は、鶴瓶さんが毎回日本各地を訪れ、地元の人とふれ合うという番組。毎週月曜20時から放送されている。2012年3月12日の回では、震災から1年ということもあり、鶴瓶さんが、津波で大きな被害の出た岩手県陸前高田市を訪ねた。

「お父さんが消防団で、津波に流されて……」

   まず、街全体が波に流され、一面が平地になってしまった様子を見て回る。収録中、地元FM局にインタビューされ「『励ます』っていうのはおこがましいけど、何とか元気になってもらえたらと思って来た。でも、高田に関しては言葉が出ない」と話し、本当にショックを受けているようだ。

   その後、地元の子ども達を訪ねたのだが、そこでハプニングが起きた。

   芸能人が地元に来てはしゃぐ小学5年生の女の子に鶴瓶さんが、「何人兄弟か?」と聞く。女の子とその友達は「一人っ子」と楽しそうに返事。続いて鶴瓶さんが「お父さん、お母さんはどこにおる?」と聞くと、友達が「悲しいこと言わないでください」。女の子が「お父さんが消防団で、津波に流されて……」と話し、机に突っ伏してしまった。

   友達は女の子の肩をトントンと叩き励ます。鶴瓶さんはとっさに「ごめん!○○ちゃんごめん!」と何度も謝る。しばらくして女の子は顔を上げ、鶴瓶さんと再び楽しそうにおしゃべりしていた。

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