「事実は、日本を好きなのに」
ネットで嫌韓書き込みをする人たちを「最大限に挑発」することだけを考えていたとして、
「事実は、日本を好きなのに、日本の悪口を言うような二重(人格)的な人にはなりたくなかったので謝罪しています」
と書いている。
自分が想定した「嫌韓」が多く載るサイトを超えて、広く日韓のネット上で話題となったことへの戸惑いにも触れている。韓国人からも「国辱」と批判されたとして、「韓国人たちにも謝罪したい」とした。
この日韓交流サイトのコメント欄では、日韓のどちらの参加者かを示すマークがつく。
日本側からは、「この騒動もこれで終わりかな」「安心しろ。日本ではむしろ潔く謝った人間を許し、評価する文化だからな」「多くの日本人は(略)水に流すでしょう」と理解を示す声が少なくなかった。依然反発する意見もあった。
一方、韓国側コメントは「どうせここの嫌韓たちは論理が通じない」「謝罪する必要ない」といったものが目についた。
この謝罪文を読んだ、というコメントが、ユーチューブの「反日動画」の一部にもついており、今回の謝罪は日本人のためでなく、韓国人向けの可能性が高いとして、「気をつけてくれ」と「注意」を呼びかけるコメントもあった。
「反日動画」騒動は韓国メディアでも伝えられ、韓国ネット上では当初、「よくぞ言ってくれた」と投稿主を支持する声が多く寄せられていた。その後、投稿主を批判するコメントも増えた。
今回の謝罪文は本物なのかをはっきりさせるため、問題の動画と同様、本人が顔を出して語った動画を出した方がよい、という趣旨の声もネット上にある。謝罪文中では、韓国でも自身の動画を見た人が多いことなどから、「外出することさえ困難です」としている。
謝罪文を載せたのは動画投稿主本人なのか、だとすればこれで騒動は終息するのか、まだ不透明だ。