増税で「日本経済が肺炎に」 野田首相の過去の発言にまた「ブーメラン現象」?

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政権交代後も「肺炎」の例え

   なお、野田氏は、政権交代後にも、国会で肺炎の例えを使っている。11年8月23日の参院財政金融委員会で、財務相という立場で

「何かミスター増税みたいなイメージがあるようでありますけれども、税制の措置は避けて通れないことはある」

と、増税の必要性を強調する中で、

「やはり風邪を引いているときに冷たい水を浴びせたら肺炎になるという、そういう教訓はあるわけだから、そういうことは十分勘案をする」

と述べている。

   経済状況が悪化した際には増税を停止する「景気弾力条項」をめぐっては、民主党内からは経済成長率などの具体的な数値目標を盛り込むよう求める声が相次いだが、執行部は手足を縛られることを嫌ってこれに否定的。議論は紛糾している。

   この野田首相の過去の発言は、12年3月14日、増税に批判的な民主党の有田芳生参院議員と俳優の松尾貴史さんとのツイッター上のやり取りで取り上げられ、発言が大量にリツイート(転送)されるなど話題になっていた。

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