東日本大震災の発生から1年をむかえる2012年3月11日14時46分から1分間、ツイッターで黙とうを――こんな動きが広がっている。
ただ、インターネット上では「いいですね!」「協力します!」や、「意味わからん」「気持ち悪い」など賛否の意見が入り乱れている。
「いいよー!協力する!いい考えですね!」
3月4日の夜、あるツイッターユーザーがこんなツイートを投稿した。
「皆さん、もうすぐ東日本大震災から一年が経とうとしてます。そこで来週の3.11の2時46分から一分間は黙祷としてなるべくツイートしないようにしませんか?自分の勝手な考えですが、協力してくれる方はRTお願いします」
これに同意した人が拡散させ、3月9日現在1500回近くリツイートされている。ツイートした人には「いいよー!協力する!いい考えですね!」「すごく素敵な提案だと思います。その黙祷、陰ながら賛同させていただきます」「自分は被災地に住んでいるので辛かった事とかも沢山あったし、まだまだ課題も残されています。だからせめて、黙祷せずともあの日を思い出してくれればと思います!」などのコメントが寄せられており、11日のツイッター上の黙とうは実施されそうだ。
「一体感が欲しいだけ」「バカ丸出し」批判も続出
一方、2ちゃんねるではこのツイートが紹介されると、
「意味分からん」「きもちわりー どうせ黙祷なんかせずに呟いてる人がいないかどうかリロードしまくってチェックするんだろ んで、1分間過ぎたら不謹慎だなんだって叩きまくる」
「こういうことする奴って一体感が欲しいだけで被害にあって亡くなった人に対する思いとかはほとんどないんやろな」「ツイートしないことが黙祷のかわりになるって考えるのはまさにバカ丸出し」
などと批判する書き込みが相次いで投稿された。
ニュースサイト「秒刊SUNDAY」もツイートを紹介し、「誰が何のために黙祷をするかという意味を十分精査したうえで実施しないと、ただの流れやノリでの黙祷になってしまいそうである。まちがってもその瞬間に『黙祷なう』などとつぶやかないようにしたいものであるが、日本中で100人以上はいそうだ」と安易に黙とうを呼びかけるツイートに乗っかることに対して疑問を投げかけている。