ソフト会社社長ら「架空増資」の疑いで逮捕 中国企業「裏口上場」か

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   東京地検特捜部は2012年3月6日、東京都内のソフトウエア会社、セラーテムテクノロジー社長の池田修容疑者(38)、元同社取締役の宮永浩明容疑者(46)、同社取締役の藤本秀一容疑者(41)の3人を、商品取引法違反(偽計)の疑いで逮捕した。

   セラーテムはジャスダックに上場している。調べによると池田容疑者らは2009年11月、中国のソフト開発企業「北京誠信能環科技」を子会社化する際に、英領バージン諸島の投資ファンドを割当先とした約15億円の第三者割当増資を行ったと発表したが、これが虚偽だったとの疑いがもたれている。

   複数の報道によると、子会社化であるはずの中国企業がセラーテムの経営を掌握、中国企業が国内の上場企業を事実上支配しているという「裏口上場」だったのではないかと見られている。

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