西川史子「受け入れ側もカウンセリング必要」
一方で、まだ決して楽観はできない、との見方も強い。
同じ「サンデージャポン」コメンテーターの女医・西川史子さんは、「これだけ強いマインドコントロールなんて簡単には解けない」とした上で、「また違うマインドコントロールで、別の人に行ってしまうかもしれない。連れて帰ってきたといってもまた同じことになる」と懸念を示し、中島さん、そして家族など受け入れる側双方へのカウンセリングの重要性を指摘した。
カルト問題に詳しく、関係者から中島さんの占い師女性への相談内容も聞いたという参議院議員でジャーナリストの有田芳生さんも3日のブログで、
「何度も強調してきたが残念ながら家族の力では説得できない。かといってマインドコントロールからの開放を実現するために、『新たな依存対象』になるような人物によるカウンセリングが行われるとすれば本質的解決にはならないことである」
と記し、「ことは人間の精神にかかわることである。あらゆるプライドを捨て去って冷静に対処しなければ問題はこじれる」とアドバイスしている。