ここ1週間で東日本に地震頻発 「近々大きいのが」と不安高まる

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   首都圏でここ1週間のうちに地震が頻発し、直下型大地震の前触れではなどと、ネット上で不安の声が相次いでいる。根拠がない怪情報も出回っているようで、デマには注意する必要がありそうだ。

「このところ、また多いので怖いです」

震度3以上を観測した地震が8回

   2012年3月1日朝、茨城県沖を震源に、東海第2原発のある茨城・東海村で震度5弱、東京23区でも震度3の揺れを観測した。2012年3月2日のTBS系「朝ズバ!」では、地震を受けて、こんな主婦らの声を紹介していた。

   地震頻発を特集した「朝ズバ!」によると、東日本では、ここ1週間で震度3以上を観測した地震が8回もあった。福島県から茨城県の陸域で余震活動が続いており、マグニチュード(M)は4.2~5.8。1年前の震災以来、M5.0以上の余震は減っていたが、12年に入ってじわじわと増え始めている。

   地震頻発を受けて、ネット上では、盛んに情報交換が行われている。ツイッターを見てみると、様々な怪情報が飛び交っていた。

   1日の前後には、「断層系の地震雲も出てる」といったつぶやきが多かった。また、「地震前は電波が強くなる」というのをテレビで知ったとし、都内在住者にチューニングで千葉テレビが見られるかどうかを聞くケースがあった。中には、霊感の強い知人女性から「今月また大きめの地震があるから注意して」と言われたといったツイートもあった。

   放射能への恐怖も、依然強く残っているようだ。

   地震後に福島第1原発を映しているライブカメラから煙が見えたとの報告もされ、「向こう一週間は雨に打たれないように注意しないと…」などと不安を訴えるツイートが相次いだ。最も強く揺れたのが東海村だったことから、東海第2原発に放射能漏れが見つかって首都圏の放射線量が高くなっているのでは、との憶測も出た。中には、「地下に潜った燃料と水が反応して起きている」と、原発事故と地震を結びつけようとする主張もみられた。

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