橋下市長ツイッター・ウォッチ 
批判的学者の反論に「再口撃」 「言論で攻撃されることは当然」

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   橋下徹大阪市長のツイッターのフォロワー(登録済み読者)数が2012年2月末、鳩山由紀夫元首相を抜き国内政治家のトップになった。注目を浴びる橋下市長ツイッターからその日のテーマを絞り、主張の一部を随時、紹介する。

   3月2日午前の主なテーマは、

「朝日37面。僕が強い批判をしている相手は、具体策を出さない人達に対してです。そして公のメディアを用いて、そのような具体策のない批判をしてくる人達。僕もメディアで仕事をしていましたけど、メディアを介して発言する人は、ある種準公人です。メディアはもの凄く影響力が大きい」

朝日記事「ある日突然、『敵』にされるかも」

   橋下氏批判をして、橋下氏から「口撃を受けた」学者らが登場する朝日新聞の記事について怒っているようだ。

(この間、4ツイート略)「学者や有識者と言う立場で、メディアを使って発言し、しかも政治闘争の場に乗っかった。それに対して言論で攻撃されることは当然だ。好きなことを言って、攻撃を受けたら止めて下さいなんていう自分勝手なことは許されない」

と、学者らを「再口撃」している。

   関係記事は、3月2日付の朝日新聞朝刊(大阪本社版)の「『ハシズム』人気のわけは? 口撃受けた4氏が分析」という記事だ。

   記事には、橋下市長から「口撃を受けた」北海道大大学院の山口二郎教授(政治学)ら4人が、橋下市長の「人気の理由」を分析し、取材記者も感想を署名入りで書いている。

   取材記者は、「『既得権益』があると見なした人を『敵』に仕立て、時に口汚いと思えるほどの言葉も使いながら徹底的にやりこめる。橋下氏お得意の手法には、違和感を持っていた」と冒頭で指摘し、最後の段落は、

「4氏に共通していたのは、そんな攻撃的な手法をとる政治家が全国的に受け入れられる現状への危機感だった。中島(岳志・北大大学院准教授)氏は『行政サービスを受けている以上、あらゆる国民が既得権益者』と指摘した。橋下氏に拍手喝采を送っている人が、ある日突然、『敵』にされるかもしれない」

と締めくくっている。

メディアに対しツイッターで反論「可愛いもんじゃない」

   これに対し、

(3ツイート略)「丑田記者は、記事の最後に『橋下氏に拍手喝采を送っている人が、ある日突然、「敵」にされるかもしれない。』と結んでいる。僕はメディアでコメンテーターをやっていた時から私人を批判したことはない。今もそうだ。団体か公で発言をした人に対してしか批判はしない」

と、「ある日、国民を敵に」と読めなくもない朝日記事に反論している。

   また、メディアによる批判に対して、ツイッターでの反論は「可愛いもんじゃない」とおどけてもいる。

(4ツイート略)「まあ僕は大阪市役所の所長ですから、大した権力はありませんが、それでもある国だったらそこそこのポジションになるのかな。それがツイッターで朝からしこしこ反論してるんですよ。可愛いもんじゃない。表現が強くなったって、それくらいしないとメディアを使って批判してくる相手に適わない」

   話は最後にまた朝日記事に戻る。

「そんな状況の中で、社会の空気危惧、橋下氏に拍手喝采を送っている人が、ある日突然、「敵」にされる…丑田さん、僕がどんな状況でどんな人を攻撃しているのか、そしてその手段は何なのか、もう少し分析したら?言論の自由が保障されている日本は最高だよ」

とこのテーマを結んでいる。

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