サービス開始は7月25日
900メガヘルツを使ったサービスは7月25日から始める。発売中の「iPhone4」「iPhone4S」「iPad2」はすでに900メガヘルツ帯に対応しており、「ガラケー」と呼ばれる従来型端末についても、12年3月発売予定の「PANTONE4 105SH」(シャープ製)と、12年夏モデル以降はすべて対応する。12年度には基地局約1万6000局を設置し、16年度中には約4万1000局を設置。人口カバー率についても、14年度に96.1%、16年度に99.9%を目指す。
これにともなって、iPhoneなどの対応端末の通信状況が改善されるのはもちろん、通信量の多い端末がプラチナバンドに移行することで、2.1ギガの帯域が空く分、既存端末の通信状況も改善されるという。
プラチナバンドの活用には基地局などの設備投資が不可欠。従来は11年度と12年度の2年間で、連結ベースで1兆円投資することを明らかにしていたが、12年度に1000億円追加投資し、13年度にも4500億円を投資することを新たに発表。3年間で1兆5500億円を投資する。