インターネットのセキュリティー会社、バラクーダネットワークスジャパンは2012年2月24日、交流サイト「フェイスブック(FB)」でスパムなど攻撃者によって作成された、いわゆる「偽アカウント」に関する調査結果をウェブサイト上で公表した。
FBのアカウントの中から無作為に2884件を抽出して分析した結果、偽アカウントの約60%は「バイセクシャル」と名乗っているという。これは実際にFBを利用している人の10倍に達する。さらに偽アカウントの97%は女性を自称し、実際のユーザーと比較して友人数が6倍に上るとしている。写真のタグ付け機能を頻繁に使うのも、特徴だ。バラクーダ社によると、攻撃者は偽アカウントを使って、長期間にわたって一般利用者に悪意のあるリンクを表示させるといった迷惑行為をはたらいているという。