4社が競合、今後は価格競争が勃発か?
現在、福岡・博多‐釜山航路はJR九州高速船の「ビートル」と韓国・未来高速の「コビー」、カメリアラインの旅客船「ニューかめりあ」の4社が運航していて、年間約30万人が利用する。
大亜高速海運の参入で、運賃の値下げ競争が激しくなるとの見方がある。JR九州高速船は通常片道1万3000円(大人)。しかし、インターネット予約・クレジットカードでの支払いを利用すれば、「超ビートルスペシャル」が往復1万円(有効期間2泊3日まで)、「ビートルスペシャル」が片道1万円、往復1万5000円でチケットが入手できる。
大亜高速海運も4月以降の運賃については、「今月中には決めます」としていて、おそらく通常価格で1万3000円程度になりそう。
一方、国内に目を向けると、博多からJRを利用して出かける場合、熊本や長崎県佐世保まで、乗車券だけで2070円かかり、長崎まで行くと3570円かかる。
バスでも、博多バスターミナルから長崎バスターミナルまで2500円と、「3500円」ではとても往復できない。九州の観光地も、ヒヤヒヤものだ。