注目浴びる「クリーンディーゼル」 札幌モーターショーでも新型お目見え

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日米欧の排出ガス規制をクリアしたマツダの「SKYACTIV‐D2.2」エンジン
日米欧の排出ガス規制をクリアしたマツダの「SKYACTIV‐D2.2」エンジン

   ディーゼルエンジンは1997年以降に普及した新しい燃料噴射技術「コモンレール」システムによって、排出ガスのクリーン化を実現。最近は「クリーンディーゼル」として注目され、日産自動車の「エクストレイル 20GT」(2008年)や三菱自動車の「パジェロGR」(2010年)が登場している。

   三菱自動車の「パジェロGR」はガソリン車も販売しているが、「燃費のよさもあって、ユーザーの5割強がディーゼル車を選んでいる」(三菱自動車)という。

   どうやら国内でも、ディーゼル車が選択肢の一つになってきたようだ。

   次世代ガソリン・ディーゼル車研究会による排出ガスを白いタオルに吹き付ける実験では、既存のディーゼル車のタオルが真っ黒になったのに対して、次世代ディーゼル車のタオルは白いままだった。

   騒音実験では、既存のディーゼル車がエンジンの回転数を上げると騒音レベルも上がるのに対して、次世代ディーゼル車は回転数を上げても、また測定する位置を問わず、ガソリン車と変わらない低レベルにあることがわかった。

   実験に携わった九州大学大学院の村瀬英一教授は「ディーゼル車の環境性能は向上が著しく、静粛性もガソリン車と遜色ない。低燃費ガソリン車に加え、次世代ディーゼルも『第3のエコカー』としてカテゴリーが拡大している」と評価する。

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