JAL一転成長路線に舵を切る ボーイング787の発注数大幅増

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「JALの社員は末端の人を含めて純真な人が多かった」

   本来ならば、787は3月末に羽田-北京線、成田-デリー線、成田-モスクワ線に投入されることになっていたが、納入遅れにともなって4月下旬以降に延期されることになった。ただし、4月22日に新設される成田-ボストン線は、予定通り787を就航させたい考えだ。

   会長から代表権のない名誉会長に退いた稲盛和夫氏は、2年間の会長時代の業績の回復について、

「今までは、経営は本社の一部がやるものだと思われていて、あとは経営に無関心な人で構成されていた。そうした中で、『全社員が心血注いで経営するのが企業』だということを全社員に訴えてきた。驚くことに、JALの社員は末端の人を含めて純真な人が多かった。倒産して地獄を見た人が多かったということもあって、これまでの考え方、受けみの経営姿勢から、『会社の経営を盛り上げていこう』と変わったことが大きい」

と振り返った。

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