一審の裁判員裁判で全面無罪となった覚醒剤密輸事件の被告(61)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は2012年2月13日、逆転有罪とした2審判決を破棄した。無罪が確定する。判決では、事実認定の不合理が具体的に示されない限り、裁判員裁判の判決を尊重すべきだとする初判断を示した。
被告は、2009年に覚醒剤約1キロをマレーシアから密輸したとして起訴された。
一審の裁判員裁判で全面無罪となった覚醒剤密輸事件の被告(61)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は2012年2月13日、逆転有罪とした2審判決を破棄した。無罪が確定する。判決では、事実認定の不合理が具体的に示されない限り、裁判員裁判の判決を尊重すべきだとする初判断を示した。
被告は、2009年に覚醒剤約1キロをマレーシアから密輸したとして起訴された。