「300人擁立」、規模拡大の可能性も?
石原知事をめぐっては、国民新党の亀井静香代表らが石原氏を党首にかつぐ「石原新党」構想を進めており、石原知事も、時に報道陣を煙に巻きつつ、政界再編へ意欲を示す発言をしている。亀井代表らは、維新の会などとの連携を模索している。
維新の会は2月12日、政治塾への応募者が3326人だったと明かした。中央官僚や現職地方議員のほか、現職や元職の国会議員も含まれているという。日本経済新聞(電子版)は、民主党の衆院1期目議員も応募したと報じている。会としては、現職国会議員は「ご遠慮頂く」方針だ。
当初は「定員400人」を想定していたが、応募者数が想定を大幅に上回ったため、2500人規模で開講することも検討している。
維新の会関係者の中からは、次期衆院選で、「300人を擁立、200議席をめざす」との声も上がっていた。維新の会政治塾は、同会国政進出の際の候補者選考と密接につながっており、「カネの問題」は別にして、少なくとも「頭数」としては十二分に確保できそうな様相だ。今後、擁立規模の拡大が検討される可能性もある。なお、衆院の過半数確保には240議席超が必要だ。
維新の会は2月13日夜、次期衆院選向けの公約のたたき台を発表する。首相公選制や参議院廃止などが盛り込まれるとみられている。