アノニマスが欧米で大規模ハッカー攻撃 民主化連帯やウェブ規制反対が目的

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模倣品・海賊版拡散防止条約反対が盛り上がる

   こうしたハッキング攻撃の裏には国際的な政治背景がある。2月11日はエジプトのムバラク前政権の崩壊一周年を記念する日であり、エジプトでは民主勢力や組合などが呼びかけてゼネストが始まった。また、ヨーロッパでは英国など大半のEU加盟国が著名済みの模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)への反対運動がネット活動家を中心に展開され、2月11日は「反ACTAの日」としてヨーロッパ各地で街頭デモが繰り広げられた。

   一連のサイバー攻撃は、民主化運動やウェブ規制への反対運動への連帯表明を目的にしているようだ。アノニマスのサイバー攻撃は12日になっても続き、米人口統計局のサイトが標的になった。ヨーロッパでは国際刑事警察機構(インターポール)のサイトが同日、一時接続不能に陥った。(在米ジャーナリスト 石川幸憲)

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