アイドルグループ「AKB48」のメンバーは挨拶がまともにできない、などと芸能人たちの怒りを買っている。女優の浅香光代さん(83)にもろくな挨拶をしなかったという。浅香さんは激怒しながらも挨拶の仕方を教えたが、AKBは「下積みがない分、芸能界で長持ちしない」などと感想を漏らしている。
AKBの挨拶を巡ってはこれまでも 、お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬さんや、たむらけんじさん、トミーズ雅さんなどが苦言を呈していた。
「大きなこと言ってもその他大勢のくせに」
浅香さんは「週刊文春」(2012年2月16日号)の特集「女が嫌いな『テレビのオンナ』」に登場し、「礼儀知らずのAKB三つ指ついて出直してきな!」などと怒っている。
2011年4月放送の日本テレビ系「なるほど!ハイスクール」で浅香さんの事務所に訪ねてきた前田敦子さん、峯岸みなみさん、横山由依さんが、挨拶も無しにいきなり「私達のこと知ってますかぁ?」と言ったのだそうだ。和室の稽古場に入るときも、立ったままお辞儀をして「先生~」と来た。浅香さんは挨拶できない彼女たちをボロクソに叱り、座らせて三つ指突かせ挨拶させた、という。
礼儀は大切であり、特に芸の世界は礼に始まり礼に終わる。AKBはそれができないだけでなく、「芸能界を甘く見ている」と浅香さんは見ている。自分たちだけ人気があると思っているようだが、大勢でやっているため、歌っていても誰が上手くて下手なのかわからない。テレビで他のタレントに対し生意気な口をきいたりしてもいる。
「大きなこと言ったってその他大勢のくせに、って誰も言ってやらないのかしらね」
と厳しい。今は芸能界の頂上なのかもしれないが、「下積みがない」分このままでは長くは続かないし、後は落ちていくだけだ、とも。そして
「礼儀を大事にして一生懸命謙虚にやりなさい」
とアドバイスしている。