細野豪志原発事故担当相は2012年2月11日、青森県三沢市で開かれたパネルディスカッションで「福島にある原発の再稼動は全くあり得ないと明確に申し上げたい」と述べ、東京電力が廃炉を決めた福島第1原発1~4号機以外の県内6基についても再稼動させない方針を示した。
政府と東電は2011年12月、事故を起こした第1原発1~4号機の廃炉工定表を作成。しかし、県内には4基のほかに第1原発5、6号機と第2原発の1~4号機の計6基があり、東電はこれらについて明確な方針を示していないままだ。福島県は県内の原発10基すべてを廃炉にするよう求めている。