ちょっとでも水分があれば、電気を通す
では、どうして乾燥肌の人が操作すると反応が鈍いのだろう――。静電容量方式のタッチパネルは、指先からのわずかな静電気に反応する仕組みだ。
そもそも、人の皮膚は電気を通さない。しかし、皮膚の表面に水分が付いていると電気は通しやすくなる。指先がパサパサになってしまう乾燥肌の人は手袋をはめているのと同じような状態にあるので、電気が流れにくいためにセンサーが応答しないというわけだ。
便利なはずのスマホなのに、動作が鈍いとかえってイライラしてしまう。解消するには、指先に息を吹きかけて湿らせたり、ハンドクリームを指先に塗ったりすることで、タッチパネルの操作は快適になるようだ。