天皇陛下は2012年2月11日午前、心臓の筋肉に酸素や栄養を送る冠動脈の状態を検査するため、東大病院(東京・文京区)に入院された。11日夜は経過観察のため1泊し、12日に退院する予定。
時事通信の報道などによると、検査は腕の動脈からカテーテルを挿入する方法で実施される。陛下は11年、激しい運動の際に心臓に流れる血液量が減る「心虚血状態」になることがわかり、2月に同様の検査を受けた。薬を飲んで経過を見てきたが、その後の心電図検査で軽い運動の際に虚血状態を示す変化が見られたため、改めて検査を受けることになったという。
宮内庁と医師団は検査結果と今後の治療方針について一両日中に発表する。