CCメールは「身内の迷惑」
山本社長は、「業務の連絡手段としてのメールはもう限界が来ている」とし、さらには社内のCCメールを「身内の迷惑」とまでいう。
業務上、「聞いてなかった」「知らなかった」といわれないためにCCメールを送るケースは少なくないが、1日に何百通ものメールはさすがに読めない。そのため、山本社長はCCメールも禁止したという。
本来、業務効率を上げるはずのITだが、プレゼンテーションの資料づくりに何時間もかかることもある。念のため、あるいは見栄えをよくするためのグラフや矢印、グラデーションにアニメーションと、工夫を凝らせばいくらでもできるだけに、気がついたら丸1日かかったということもありがちだ。思いあたるフシがある人もいるだろう。