交流協会は「事実関係を調査中」
台湾のテレビでは、タクシー運転手が撮った暴行シーンなどのビデオが繰り返し流されている。
遠目にしか分からないものの、日本人男性らしき人物は、運転手を追いかけ、地面に倒して足で踏みつぶすような動きをしていた。そして、その横で髪を振り乱しながら加勢するような女性の姿が映っていた。現地メディアによると、この女性がMakiyoさんで、タクシーのドアを蹴るなどしていたとの目撃情報も報じられている。
別のタクシーに乗り換える様子などからすると、4人はそれほど酔っていなかったようにも見える。
この事件で、台湾の人々の対日感情が悪化しているとも伝えられており、一部では、タクシー運転手が日本人の乗車を拒否しているとの情報もある。台湾の人々は親日と言われ、震災でも多額の義援金が集まっていただけに、今後について心配する声も出ているようだ。
台湾と民間レベルの交流を担う財団法人交流協会の東京本部では、事件について、台北事務所が事実関係を調査中だとした。「加害者は日本人ですので、当局と連絡を取りまして、必要なことをやっています」(総務部)。対日感情悪化の可能性については、「日本人のタクシー乗車拒否などの直接的な話は聞いていません。様々な報道があるのは承知しており、関心を持ってみています」としている。