2012年5月22日の東京スカイツリー開業を約100日後に控え、東武鉄道は12年2月9日、伊勢崎線の浅草・押上-東武動物公園間に3月17日から「東武スカイツリーライン」という愛称を付けると発表した。同時に、最寄り駅の業平橋駅を「とうきょうスカイツリー駅」に改称。2番目に近い東武伊勢崎線、東京メトロ半蔵門線、京成押上線、都営浅草線の押上駅にも副駅名をつけて「押上(スカイツリー前)駅」とする。
すでに団体予約30万人
第2展望台は「天望回廊」と名付られた((c)TOKYO-SKYTREE)
あわせて、スカイツリーの展示演出についても発表された。高さ350メートルの第1展望台を「天望デッキ」、高さ450メートルの第2展望台を「天望回廊」とし、エレベーターを「天望シャトル」と名付けた。第1展望台では、52型の大型モニターを3台つないで景色を解説する「東京時空ナビ」が設置されるほか、江戸東京野菜を生かしたレストラン「スカイレストラン634(むさし)」もお目見えする。天気が悪い時には、パノラマスクリーンを使って、本来見られるはずの晴天時の景色を紹介するほか、外部照明を使って「雲のライトアップ」を計画している。
スカイツリーは、オープンから当分は完全予約制。11年11月22日に団体予約を始めたが、すでに5000団体、30万人が予約しているという。12年3月22日には、個人予約も始まる。オープン前には、地元墨田区の住民の一部も招待されるという。