崩れた初音ミク雪像が復活へ 発売元「安全確保して再展示します」

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   さっぽろ雪まつり中に倒壊してケガ人が出たボーカロイド「初音ミク」の雪像について、ミクの発売元が安全な場所で再展示することをサイト上で明らかにした。

   倒壊事故は、雪まつりメイン会場になっている札幌市の大通公園で2012年2月7日夕に起きた。

暖かさとバランスの悪さが倒壊原因か

サイト上でお詫び
サイト上でお詫び

   報道によると、高さ約3メートル(うち台座部分約1メートル)ある初音ミク雪像「Snow Miku 2012」が突然倒れた。その雪の塊が近くを歩いていた栃木県在住の会社員女性(61)に当たって、女性は腰の骨にひびが入る重傷を負った。札幌市内ではこの日、最高気温が2.2度と平年より2.7度高く、北海道警では、3月上旬並みの暖かさで雪が緩んで倒れたとみている。頭が大きく足が細いバランスの悪さも影響した可能性があるという。

   初音ミクは、海外サイトが行ったロンドン五輪オープニング歌手投票で1位をキープするなど、人気が広がっている。雪まつりでも多くのファンらが見に来ていただけに、残念がる声が上がっている。

   これに対し、ミク発売元クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長が7日、ブログ上で雪像が倒壊したことを遺憾とし、ケガをした女性にお見舞いの気持ちを表した。

完成は、雪まつり最終日前日の11日未明の予定

   そのうえで、雪像を管理・製作したさっぽろ雪まつり実行委員会と協議した結果、展示されていた大通西6丁目の南側に場所を移して再度、初音ミク雪像を製作し、展示することにしたという。

   安全性については、雪まつり実行委員会が配慮した計画を立て、事故が再発しないように努めるとしている。具体的には、11年に製作した初音ミク雪像と同様に、雪の壁を彫って像の前半分だけを立体化することによって強度を確保するという。完成は、連休初めになる雪まつり最終日前日の11日未明の予定で、進捗状況をサイト上で随時報告すると説明している。

   雪像を巡っては、限定グッズなどがもらえる旅行会社のオフィシャルツアーも組まれていた。

   ネット上では、雪像復活について、「こーいう対応大変だな。お疲れ様です」「よかったよかった」「オフィシャルツアーには死んでも間に合わすと」「普通に謝罪と対応策を言えばいいだけなようなきがするのに・・・」といった反応が出ている。

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