「効果があるとは一切言っておりません」と明治
店頭から消える決定打となったのが12年1月23日に放送されたNHKの情報番組「あさイチ」。内藤裕子アナがカメラに向かい、ぜひ食べてもらいたい食材があるとし
「ヨーグルトには便秘や美肌やメタボへの効果があるだけでなく、インフルエンザの予防効果まであるんです」
と紹介。日本大学上野川修一教授が「R-1乳酸菌」は腸内のナチュラルキラー細胞を活性化しウイルスを撃退する、とのコメントを出した。
他局の朝のワイドショーでも似たような情報を流しているが、発売している明治にとっては複雑な心境のようだ。
「ヨーグルトがインフルエンザに効果があるなどとは一切言っておりませんし、どれくらいの期間飲めばいいか、などということもわかりません」
という。
ネットでは「R-1」シリーズが品切れになっている状況に掲示板やブログに批判が殺到している。ヨーグルトは薬ではないし、インフルエンザに効くという根拠が曖昧なのにテレビ番組で特集を組み「食べたほうがいい」などと放送していることに関してだ。また、そうした情報に踊らされ店頭に走る消費者に対し、ダイエットにいいとして奪い合いになった納豆やバナナの騒動に何も学んでいないとし
「まーた、バカ報道に乗せられる人間どもが出たのか こういう報道は自重させろ!」
「ヨーグルトが効くとしたら医者なんか要らないよ」
「世の中騙されやすい人ばかりだなと思う」
などといった感想が出ている。