東京、名古屋で「お湯が出ない」 厳冬で給湯器配管凍り、トラブル続出

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「ウオーターハンマー現象」で水道管の破裂も

   水周りなどの生活トラブルを解決する「生活救急車」サービスを提供するジャパンベストレスキューシステム(JBR)によると、2012年2月3日に受け付けた問い合わせは、14時30分の段階で前年比2.4倍に達した。愛知県内だけで5倍に達する勢いという。

   「例年極端に冷え込む日が1日、2日ありますが、今年はここ数年にないほどの状態です」。

   同社は全国でサービスを提供しているが、この日は西日本でのトラブルが目立った。「東海地方など、前日の雪が残り地熱が奪われたまま早朝の気温が下がったため、水道管が凍結するケースが増えた」とみている。

   「単純に、『蛇口をひねっても水が出ない』との問い合わせが一番多いのですが、水道管の中で水が氷に変わるとき、体積が増えて膨張するために起こるウオーターハンマー現象によって、屋外の水道管が破裂するケースも目立ちました」と、同社が駆けつける場面も増えた。

   「寒冷地では使用している機器がその仕様になっていることもありますが、前日のうちから水をチョロチョロと出しておくなど備えています。そういった対応の差はあるのでしょうね」と、JBRは話す。

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