「脱原発に彼女は引き込めない」 山本太郎は仕事も恋人も失っていた

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   福島第1原発事故発生以来、脱原発活動に積極的に参加している俳優の山本太郎さん(37)の軌跡を追った本「ひとり舞台 脱原発・闘う役者の真実」(集英社)が2012年2月3日に発売された。

   山本さんが「脱原発」を表明してからはドラマを降板させられたり、所属事務所を辞めたりと俳優業に影響が出ていたが、恋人まで失っていた。

自分が働いて食べさせるとまで言ってくれた彼女

恋人との別れは第3章で語られている
恋人との別れは第3章で語られている

   ノンフィクション・ライターの木村元彦さんの取材と構成からなるこの本では、生い立ちやなぜ脱原発活動をするに至ったかなどが語られ、デモに参加している様子の写真も掲載されている。

   その中で山本さんは「7月くらいまで、実は付き合ってる人がいました」と告白した。東日本大震災以前から交際していて、原発事故の後で精神的に参っている時にも山本さんを支えていた。脱原発の活動を始めた時に「これからは仕事も少なくなると思う」と話したら、自分が働いて食べさせるとまで言ってくれたが、「それはそれで辛いと思ってしまう自分がいて……」。結婚も考えていたが、これ以上彼女を脱原発の活動に引き込むことは無理だと思い、別れを告げたという。

   そのほか、一緒にご飯を食べたり飲みに行ったりしていた女優の知り合いが急に冷たくなったり距離を取ったりするようになったという話も暴露している。そして、原発事故に最も危機感を持っているのが子どもを持つ母親であるとした上で、「自分の生活が脅かされることに関して敏感なのも、やっぱり女性なんですかね」と感心している。脱原発活動以来、女性関係も含めて山本さんの周囲の環境は激変しているようだ。

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