野党質問は「クイズ形式の揚げ足取り」
また、有馬さんが、田中防衛相の「勉強不足」を指摘するくだりで、眞紀子夫人の「コントロール」に「パワーを割かれているので…」と、ユーモアを交えて指摘すると、レギュラー出演者のお笑いの田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)は、「それも大事な仕事だと思う」と応じた。
すると有馬さんも、永田町でも「そっちの方(眞紀子夫人のコントロール)」が重要で、立派だと言われている、と指摘した。よくぞ「緩衝材」として頑張ってくれている、ということらしい。
こうした、一種の「同情論」とも言える空気が、マスコミによる「袋叩き」状態にもかかわらず、国会内での反発を緩和している可能性もありそうだ。
有馬さんは加えて、自民党など野党側の問題点も指摘した。田中防衛相の「失言」「勉強不足」を引き出したとされる国会での質問は、本質論ではなく「クイズ形式の揚げ足取り」で、「意地悪な質問」だというのだ。
民主党の「政治主導」を自民党などが逆手に取り、質問内容を事前に官僚に「ざっくり」しか伝えず、かつての自民党政権時代のようながっちりした答弁書は用意していない、という事情も背景にあると説明した。