香港の携帯電話会社「スマートーン(SmarTone)」2012年2月2日、同社の顧客に提供しているスマートフォンのデータ通信の定額制プランを廃止し、一定の通信量を超えた場合に課金する料金プランへ移行することを明らかにした。
香港では、データ通信量の飛躍的な増大にともなって当局が2011年11月に、データトラフィックを制限するためのガイドラインを作成した。「SmarTone」は米アップルの「アイフォーン(iPhone)」や、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマートフォンを販売するが、当局の意向に沿う形で2月13日から「従量制」のプランに移行する。
数種類のプランが用意されるが、最大2ギガまで使えるプランでは月額398香港ドル(約3900円)とし、それを超過する場合は、200メガごとに40香港ドル(約392円)で提供するという。「定額プラン」の既存ユーザーや、2月13日より前に「定額プラン」を契約した場合は、移行後もそのまま継続できる。
データ定額制から従量制へ変更する動きは、既に米国で始まっている。「iPhone」を扱う米AT&Tが2010年に、またベライゾンも2011年7月に移行した。