キャラのイメージに合わないキャストはがっかり
最近では集英社「少年ジャンプ」「ウルトラジャンプ」などで連載中の人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」が年内にもジャニーズの松本潤さん主演で実写化されると一部メディアが伝えたが、「なぜ人の夢を踏みにじろうとするのか」などと多くの批判が出ることになった。どうやらマンガやアニメの実写化を快く思わないファンが多いようなのだ。
「ORICON STYLE」が11年11月に発表した10代~40代の男女を対象の調査によれば、マンガなどの相次ぐ実写化に6割以上が「まったく嬉しくない」「あまり嬉しくない」と回答している。20代は73.1%が嬉しくないと答えている。理由はキャストがイメージに合わないとがっかりする、ストーリーに手が加えられ原作と違うものになってしまう、という意見が多かった。
マンガ原作ではハリウッドで映画化された「ドラゴンボール」や、国内では「こち亀」「デビルマン」など大バッシングの対象になる作品もあった。一方でTBSドラマ「仁」や、日本テレビ「ごくせん」といった大ヒット作品もあるわけだが、実写化の出来、不出来で熱烈なファンは大ショックを受けてしまう不安が付きまとうため、大きな壁が立ちはだかっているようだ。
もちろんこうしたことは、「けいおん!」や「ジョジョ」が実写化されることが決まってからの心配なわけだが、TBSと集英社に実写化されるのかどうかを聞いてみたところ、両社の広報は
「当社が発表したものではないし、実写化されると言う話は聞いていません」
ということだった。